福島宿(甘楽郡甘楽町)概要: 上州姫街道の吉井宿と富岡宿の間の宿場町です。古くから開けていた地域のひとつで近くには笹森古墳(6世紀後半、前方後円墳、全長約101m、前方部:幅約61m、高さ約10m・後円部:径約60m、高さ約10m、群馬県指定史跡)や天王塚古墳(5世紀初頭、、前方後円墳、全長約76m、前方部:幅約39m、高さ約3.5m・後円部:径約50m、高さ約6m、甘楽町指定史跡)などが点在し地域の中心的な役割をもっていたと思われます。
江戸時代に入ると小幡藩に属し織田信良から織田信昌の時代に小幡城(陣屋)が出来るまでは福島の仮館で政務をるなど小幡城下に次ぐ重要な町として捉えていたようです。
利根川(鏑川)舟運の河岸もあった為、多くの物資が集められ小幡城下へ運ばれました。問屋も設けられ根岸家や上原家がその任にあてっています。交通量が多い為、落ち着いた雰囲気はありませんが現在も古い家屋が比較的多く、宿場入口付近には庚申塔や馬頭観音、常夜燈があり、旧福島町の道路原標や道標(左吉井町 右富田町)も保存されています。
福島宿:上空画像
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