宮崎宿(富岡市)概要: 宮崎宿(富岡市)は下仁田宿と一ノ宮宿の間の宿場町です。貫前神社(上野国一ノ宮)の参拝客で賑った他、砥石の問屋が設置され経済的にも発展したとされます。砥石は砥沢宿(南牧村)近くの鉱山から良質で大量に産出された為、幕府から御用砥に指定されています。
姫街道(下仁田街道)は砥石を江戸まで運ぶ経路となった為、中継地となる宿場には砥石を扱う商人や問屋が点在し、宮崎宿もその一つになったと思われます。現在は当時の繁栄は見られませんが主要幹線から外れた為、落ち着いた雰囲気の残る町並みが続いています。宿場手前に見られる道祖神が朱色に塗られているのは地域の風習だとされ周辺の集落も同様な慣わしが残っています。
又、町並みから少し離れた所に宮崎公園があり群馬県では最古級の民家旧茂木家住宅(国指定重要文化財)が移築保存されています。鎮守である宮崎神社は明治40年(1907)、広鉾神社に諏訪神社、白山神社を合祀した神社で、境内には多くの古木があり歴史を感じます。
宮崎城:動画
宮崎宿:上空画像
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