本陣(安中市・坂本宿)概要: 坂本宿は背後に碓氷峠を控え、前に碓氷関所があった為、宿泊や休憩に利用する人達が多く、特に参勤交代では大名が宿泊することが常となりました。その為、本陣が2箇所設けられその任にあたっていました。
佐藤本陣は上の本陣とも呼ばれ街道沿いに建っていましたが現在はなく明治34年(1901)建築の旅籠小竹屋が建っています。建物は木造2階建、切妻、桟瓦葺、平入、屋根には煙出し、2階正面の開口部などは旅籠建築の名残と思われます。
もう一軒の金井本陣は文久元(1861)年11月9日に皇女和宮が宿泊した由緒ある建物で間口10.5間(約19m)、敷地360坪(1190u)、建坪180坪(594u)、上段の間、表門がある格式の高い建物でしたがこの建物もすでになく現在は民家となっています。
坂本宿本陣(佐藤家):上空画像
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