たわら杉

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前橋市:赤城神社

[ 三夜沢赤城神社:たわら杉 ]

三夜沢赤城神社・たわら杉: 三夜沢赤城神社は古くから信仰の対象となり境内全域が神域だった為、境内には古木、大木が数多く存在し、中でも本殿中門前にある3本の杉の大木が「たわら杉」と呼ばれています。たわら杉は東から[ 樹高約60m、幹周5.1m、根元周囲6.0m ]・[ 樹高約60m、幹周6.1m、根元周囲9.6m ]・[ 樹高約60m、幹周4.7m、根元周囲5.6m ]の大きさで群馬県内では最大級の杉の大木とされます。伝承によると、平安時代後期に平将門の乱が発生すると、その平定の為、藤原秀郷(俵藤太)が上野国府に召喚された際に三夜沢赤城神社付近を通過した際に植樹したと伝えられています。当然、上記の話は伝説の域を出ませんが、伝説に近い事象があったとすると平安時代後期頃には三夜沢赤城神社の前身となる宗教施設が存在し、武将等から戦勝祈願を受ける程に著名な存在だったという事になります。実際、藤原秀郷は平将門の乱を平定した事で下野守、武蔵守、鎮守府将軍を兼任するなど関東地方に絶対的な地位を確立した為、その後、関東から南東北にかけての大名や国人領主達は秀郷の後裔を自称するようになった事から三夜沢赤城神社を奉斎したいずれかの領主が上記の伝説を流布したとも考えられます。同じような事例は上野国一宮である貫前神社の境内にある藤太杉(富岡市指定天然記念物:推定樹齢1千2百年)も平将門討伐の折に藤原太郎秀郷が植樹しと伝えられています。三夜沢赤城神社・たわら杉は昭和48年(1973)4月25日に群馬県指定天然記念物に指定されています。
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