岡直三郎商店(みどり市)概要: 岡直三郎商店は江戸時代後期の創業天明7年(1787)の醸造業を営む老舗です。建築年代は明治時代中期の明治16年(1883)〜明治30年(1897)頃で、群馬県内では最大規模の町屋建築です。木造2階建て、切妻、平入り、瓦葺き、建築面積216u、塗や造りの建物で、両脇はウダツ状の土壁を前に張り出し、外壁面も土壁にすることで防火面の工夫が見られます。
1階正面は大きく開口し下屋庇は一本の長い梁で支えられています。敷地内には醸造蔵や物品蔵など多くの建物が軒を連なり銅街道大間々宿の町並みを特徴つける建物の1つとなっています。岡直三郎商店大間々工場店舗兼主屋は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」との登録基準を満たしている事から平成25年(2013)に国登録有形文化財に登録されています。
岡直三郎商店大間々工場文庫蔵は大正2年(1913)に建てられたもので土蔵造2階建、切妻、桟瓦葺、平入、桁行9.4m、梁間4.6m、建築面積44u、外壁は白漆喰仕上げ、「国土の歴史的景観に寄与しているもの」との登録基準を満たしている事から平成25年(2013)に国登録有形文化財に登録されています。
岡直三郎商店:上空画像
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