須賀神社(沼田市)概要: 須賀神社の創建は室町時代初期に吉沢左近が牛頭天王(スサノオの本地・薬師如来の垂迹)の分霊を勧請したのが始まりと伝えられています(文和年間:1353〜1355年に沼田城の城主沼田小次郎が素戔鳴命の分霊を勧請し鍛冶町に鎮座していた住吉社と合祀したのが始まりとも)。
当初は川場村にありましたが天正18年(1590)に真田信之が沼田城主となると現在の神明宮境内付近に遷座し、慶長17年(1612)城下町を改修した際に現在地である中町に再遷座すると中町・鍛冶町・下之町・坊新田町・上之町・馬喰町の鎮守として信仰されるようなりました。
明治初頭に発令された神仏分離令により仏式が排され社名を牛頭天王宮から須賀神社に改名し明治16年(1883)に村社、昭和3年(1928)に郷社に列しました。現在でも須賀神社は周囲の住民から信仰され例祭である祗園祭(例年、8月3・4・5日、往時は北関東一の荒祭と称された。)では多くの参拝客で賑います。
又、本殿裏の大ケヤキは推定樹齢400年以上、樹高24.5m、根周り19.1m、目通り8.0m、枝張り東西25.5m、南北28.2mあり昭和29年(1954)に群馬県指定天然記念物に指定されています。祭神は素戔鳴命。配祀:穂高見命、大己貴命 大日?貴尊。合祀:菊理姫命、稲田姫命、少彦名命。
須賀神社:上空画像
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