旧渋川信用組合概要: 旧有限責任渋川信用組合は昭和6年(1931)に建てられた鉄筋コンクリート3階建て、陸屋根の建物です。外壁はモルタル仕上げで柱型を前に張り出しタイル貼にする事で建物を立体的に見せ垂直方向を強調しています。
縦長の窓やレリーフ、軒周りの意匠など洋風建築の要素を取り入れ、玄関周りは柱型よりもさらに前に前に張り出し円柱の化粧柱を両脇に設け重厚な扉を採用するなど正面性も重視し銀行建築という重厚な印象を与えます。歴史的価値も高く第2次世界戦争時に米軍機が機銃掃射を行いその弾痕跡が現在も残っています。
旧渋川信用組合は昭和初期に建てられた金融建築の遺構で、太平洋戦争の歴史を伝える貴重な建物として平成23年(2011)7月27日に渋川市指定重要文化財に指定されています。現在は渋川公民館を経て渋川商工会議所事務所として利用されています。
旧有限責任渋川信用組合:上空画像
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