来迎阿弥陀画像板碑(高崎市)概要: 来迎阿弥陀画像板碑は群馬県高崎市山名町に位置しています。この板碑は鎌倉時代中期である健治4年(1278)に建造されたもので、高さ97.5p、幅33p、厚さ5pあります。形は剣菱形で中央には阿弥陀如来尊が下部には建造年と一対の華瓶が刻まれています。阿弥陀如来は一尊で頭部からは放射状の輪光が放たれ蓮座の上に立ち来迎印を結んでいます。この形式は信者が死去した際、阿弥陀如来が極楽浄土に迎える姿を現しているそうです。当時の当地方における民衆の宗教観が知る貴重なものとして昭和48年(1973)に高崎市指定史跡に指定されています。近くには国指定特別史跡に指定されている山ノ上碑と山上古墳があります。
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