上毛三名湯(草津温泉・伊香保温泉・四万温泉):概要 上毛三名湯とは昭和22年(1947)、浦野匡彦や須田清基らが中心になり群馬県(上州)にある全国に誇れる事柄を44枚の「上毛かるた」にまとめ際、取り上げられた3つの温泉を指しています。その3枚の読み札には伊香保温泉の事を≪伊香保温泉 日本の名湯≫、草津温泉の事を≪草津よいとこ 薬の温泉≫、四万温泉の事を≪世のちり洗う 四万温泉≫と書かれています。伊香保温泉は温泉街が階段状という特異な町並みで泉質は塩酸性含鉄炭酸泉、延長5年(927)に編纂された延喜式神名帳にも記載されている伊香保神社が産土神で歴史の深さが感じられます。草津温泉は日本武尊が開湯、行基菩薩や源頼朝も浸かったという由来があり日本三名泉や、日本三大薬湯、江戸時代の温泉番付の東方大関(横綱は空席なので事実上最高位)など天下に響き、泉質は主に酸性泉(酸性低張性高温泉)。四万温泉は古くから四万の病を治すと云われた名湯で坂上田村麻呂が東夷東征の際発見したとも、泉質は無色透明の塩類泉。昭和29年(1954)には国民保養温泉地第一号に指定されています。
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