宮本町子育地蔵尊(藤岡市)概要: 子育地蔵の創建は天正18年(1590)信州佐久(現在の長野県佐久市)から藤岡へ 配置転換となった芦田康貞(芦田五十騎の一人、藤岡城の城主)を追ってきた旧領民達が、信仰する地蔵尊も背負ってやってきた所、この地で急に動けなくなったので霊地と悟り地蔵尊を安置したのが始まりと伝えられています。芦田氏も庇護し社領の寄進などを行い社殿の改修や例祭費に賄ったそうです。文政12年(1829)には地蔵堂が建立され、明治元年(1868)には現在の御堂が再建されました。例祭は例年8月23・24日で往時は奉納相撲、その後野球となり、現在は盆踊りが行われます。現在でも篤く信仰され、願いがある人は地蔵堂から地蔵を借り受け、念願成就すると2体にして地蔵を奉納するといった習わしが続けられています。
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