松源寺(みどり市)概要: 光輝山松源寺は群馬県みどり市大間々町塩原に境内を構える曹洞宗の寺院です。松源寺の創建は江戸時代初期の寛永8年(1631)、松島信次が一族の菩提寺として開基となり的傳文當大和尚(龍源寺8世:群馬県前橋市粕川町膳)を招いて開山したのが始まりと伝えられています。
松源寺の寺宝である薬師如来坐像は江戸時代前期に円空(美濃国:現岐阜県の生まれの江戸時代前期の僧、全国を行脚し約12万体の仏像を彫ったとされます。)が彫り込んだと伝わる木像(像高35.8p)で、藤生富治郎母が松源寺に奉納したことが過去帳に記されています。
円空は延宝9年(1681)に上野国(現在の群馬県)に入り貫前神社(上野国一之宮)に滞在していることは記録で残っており薬師如来坐像も同時期に彫刻したと思われます。松源寺薬師如来坐像は貴重な事から平成4年(1992)にみどり市指定重要文化財に指定されています。
松源寺本堂は木造平屋建て、寄棟、桟瓦葺き、平入、桁行6間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、内陣には本尊となる聖観音像が安置されています。山門は切妻、銅板葺き、一間一戸、薬医門、正面に石造金剛力士像が安置され境内を守護しています。山号:光輝山。宗派:曹洞宗。本尊:聖観音。
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