龍沢寺(旧六合村・中之条町)概要: 岩影山龍沢寺は群馬県吾妻郡中之条町日影に境内を構えている曹洞宗の寺院です。龍沢寺の創建は平安時代の天養元年(1144)、尼僧である妙全によって開かれたのが始まりと伝えられています。室町時代末期の永禄年間(1558〜1570年)に兵火により焼失し、文禄3年(1594)に湯本三郎右衛門によって再興され現在に至っています。
境内正面には妙全尼が愛用の杉の杖を挿したものが根付いたと伝わる「妙全尼の逆さ杉(妙全杉)」があり地域を代表する古刹の歴史を感じさせてくれます。境内にある妙全杉は推定樹齢850年、樹高38m、目通り幹周6.0mあり、貴重な事から昭和56年(1981)に中之条町(旧六合村)指定天然記念物に指定されています。山号:岩影山。宗派:曹洞宗。
本堂は木造平屋建て、銅板葺き、平入、桁行7間、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ。旧六合村にある赤岩集落は国伝統的建造物群保存地区に選定されています。
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