中山道: 松井田宿(安中市)

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概要・歴史・観光・見所
松井田宿(安中市)概要: 松井田宿は中山道に設けられた江戸日本橋から16番目、坂本宿安中宿の間の宿場町です。中山道と妙義神社(御神体である妙義山は日本三奇勝)参道と榛名神社上野国十二社六ノ宮)参道が交わり、信州各藩の年貢米が集められるなど商業が飛躍的発展しました(松井田宿は米宿との異名があった)。宿場外れにある「妙義道常夜灯」は文化5年(1808)に地元の妙義神社の信者達が建立したもので、妙義神社への道しるべであると同時に常夜灯でもあり、当時の民間信仰の遺構として貴重な事から安中市指定文化財に指定されています。又、宿場内の町屋建築の2階袖壁には「妙義登山口」を記したものがあり、妙義神社の参拝時に松井田宿が利用されていた事が窺えます。仲町の交差点が榛名神社へ向かう「榛名道」の近くには小さな道標が残されています。

江戸時代後期の天保14年(1843)に編纂された「中山道宿村大概帳」によると江戸時代後期の松井田宿は、本陣2軒(金井家・松本家)、脇本陣2軒(徳右衛門家・安兵衛家)、旅籠14軒、家屋の数は252軒、人口1900人にのぼりました。宿場の規模にすると比較的旅籠の数が少ないのは山道に歌われている馬子唄の一節に「雨が降りゃこそ松井田泊まり降らじゃこしましょ坂本へ」にあるように地理的な要因が大きく、出来れば松井田宿に宿泊せず、その日のうちに厳しい碓井関所の取調べを終え坂本宿で落ち着くのが常であったと思われます。

松井田宿本陣はの内1家(上の本陣)は代々松本駒之丞家が世襲し主屋は部屋数23室あり表門、式台付の玄関があり間口10間の店があったとされ、現在も庭園や土蔵の遺構が残されています。伊能忠敬は、3次測量時の享保2年10月15日(1802年11月10日)、7次測量時の文化6年9月13〜15日(1809年10月21〜23日)に松井田宿を訪れた際(7次では妙義神社に参拝)、松本駒之丞家を宿所として利用しています。松本家は現在の安中市内の一部を領する土豪だった家柄で、室町時代には上杉管領家に仕えていました。戦国時代に入り、武田信玄による上州侵攻により箕輪城(群馬県高崎市)が落城し、長野氏が没落すると武田家に仕え、永禄10年(1567)に信玄が生島足島神社(長野県上田市)に奉納された願文には松本丹後守吉久、松本丹後守縫殿助の名前が見られます。天正10年(1582)に武田家が滅び、本能寺の変、天正壬午の乱を経て小田原北条氏に仕えるようになり、北条家からは朱印状が発布され領土安堵と共に軍事行動への参加が求められています。天正18年(1590)の小田原の役で北条氏が滅びると、松本一族は帰農したようで安中や松井田に居住し名主となり、安中宿に居住した一族は「町年寄役」を歴任し、松井田宿に居住した一族は本陣と問屋職を歴任しています。下の本陣は金井藤右衛門家が歴任し明治天皇巡幸の際には行在所として利用、建坪171坪、式台付の玄関と表門がありました。

松井田宿は、中世は松井田城の城下町として発展した町だけに補陀寺(大道寺政繁の菩提寺)や不動寺(鎌倉時代作の不動明王:群馬県指定文化財)、八幡宮(本殿:群馬県指定文化財)、金剛寺(日向見薬師堂を創建した碓氷貞光の大蛇退治伝説)といった古社、古寺も多く見所の多い宿場で、町並みも建て替えが進んでいますが、間口の広い町屋(商家建築)も点在し当時の繁栄を見ることが出来ます。

松井田宿:町並み・写真

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松井田宿:名所・旧跡
松井田八幡宮
松井田八幡宮
松井田八幡宮
崇徳寺
崇徳寺
崇徳寺
補陀寺
補陀寺
補陀寺
不動寺
不動寺
不動寺
金剛寺
金剛寺
金剛寺
本照寺
本照寺
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旧松井田警察署
旧松井田町商工会
旧松井田警察署
 
松井田宿
 

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