龍栖寺(下仁田町)概要: 巖淵山普賢院龍栖寺は群馬県甘楽郡下仁田町下仁田に境内を構えている真言宗の寺院です。龍栖寺の創建は江戸時代に隣接する諏訪神社の別当寺として開山され、江戸時代を通して諏訪神社の祭事を取り仕切っていました。
江戸時代後期の文化11年(1814)に伊能忠敬が下仁田街道(姫街道)で測量を行い宮崎宿で宿泊した際、特記事項として「初鳥屋川小流、時丸岩大絶壁なり。本宿村より長楽寺迄打上。下仁田町中、竜栖寺、御朱印寺、常住寺、清泉寺等打上げ測る。」と記載している事から、幕府から朱印地として寺領が安堵されていた事が窺えます。
明治時代初頭に発令された神仏分離令により諏訪神社とは分離し真言宗の寺院として独立し、明治6年(1873)には下仁田学校の校舎として利用されています。
龍栖寺本堂は木造平屋建て、正面入母屋、背面切妻、妻入り、間口6間、奥行き5間半、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ。山門は切妻、桟瓦葺き、一間一戸、薬医門形式。山号:巖淵山。院号:普賢院。山号:龍栖寺。宗派:真言宗豊山派。本尊:不動明王。
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