長根城(高崎市吉井町)概要: 長根城は高崎市吉井町長根に位置しています。 案内板によると「 戦国時代この左手奥に長根城本丸があり、周囲に堀をめぐらし、南方より西に外堀があった。長根衆が居城し、長根氏小河原右馬助等の武将が居り、はじめ平井上杉氏、後に武田氏に従った四百余年昔の天文〜天正の頃である。廃城後城跡山不動院光円寺が建てられ明治八年長根学校となり、同四十二年以降、不動堂を残すのみである。 長根長寺会 」とあります。
長根城は永禄年間(1558〜1570年)に長根(小河原)重清によって築かれたとされます。比高約30m程の高台で本丸は東西90m、南北70m、その他には2の丸、腰郭などが配されました。長根重清は武蔵七党の1つ児玉党で家名を守る為、関東管領上杉家や武田家に従いました。
特に、武田家時代には石倉砦(群馬県前橋市石倉町)の攻防戦や長篠の戦い(愛知県新城市)、膳城(群馬県前橋市)素肌攻めなどに従軍し生島足島神社(長野県上田市)には起請文が残されています。現在は郭の形状や土塁、空堀などが一部残っています。
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