五料関所(玉村町)概要: 五料関所は慶長6年(1601)に前橋藩(藩庁:前橋城)によって設けられましが、元和2年(1616)に幕府から正式に関所として認められ、元禄10年(1697)に再び幕府の指定を受けています。
正保3年(1646)、朝廷から日光東照宮(栃木県日光市)への例幣使が恒例化すると例幣使街道も整備され街道中唯一の関所だった五料関所は重要視されます。特に利根川を控えていた事もあり舟運の取締りが厳しく禁制品が江戸に持ち込まれないように船中が改められました。
何度も天災にあっていて天明3年(1783)に浅間山噴火、天明6年(1786)に洪水、文政10年(1827)に火災に遭っています。江戸時代を通して関所は前橋藩によって管理されましたが明治元年(1868)に廃止となり現在は門の礎石と井戸だけが残っています。五料関所の跡地は貴重な事から玉村町指定史跡に指定されています。
五料関所:上空画像
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