常楽寺(玉村町)概要: 常楽寺は日光例幣使街道の宿場町である五料宿に境内を構えている寺院です。常楽寺の創建は奈良時代の天平年間(729〜749年)に聖武天皇の勅願により行基菩薩によって創建されたと伝えられています。
常楽寺には薬師如来と馬頭観音の2体の南北朝時代に制作された石仏が安置されています。案内板によると「 本石仏は薬師堂内に安置されており、石材はいずれも角閃石安山岩です。正面が薬師如来像で、あご、ひざや、光背の正面及び側面の形などが南北朝時代の特徴を表しています。向って右脇の馬頭観音菩薩像も同じく南北朝期の作とされ胴体部に赤色塗料の痕跡が確認されています。通常の形態は三面八臂が多いが、この石仏は一面六臂(顔がひとつ、手が三対)をしており、群馬県内でも珍しいとされます。」とあります。
常楽寺の山門は切妻、銅板葺き、一間一戸、四脚門、袖壁潜戸付。常楽寺本堂は木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き 平入、桁行6間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造白漆喰仕上げ、内部の内陣には本尊である不動明王像が安置されています。宗派:高野山真言宗。本尊:不動明王。
常楽寺:上空画像
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