砥沢宿: 南牧関所跡

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概要・歴史・観光・見所
南牧関所跡(甘楽郡南牧村)概要: 南牧関所は文禄2年(1593)に砥沢関所を設置したのが始まりとされます。慶長12年(1607)には全国53関所の1つとして正式に成立し市川五郎兵衛が関守の任にあたりました。市川家は上野国甘楽郡羽沢村(群馬県南牧村)を本貫とする土豪だった家柄で、戦国時代に甲斐武田家が上野国に侵攻すると、武田家に従い、天正10年(1582)に武田家が滅亡すると当地に土着、帰農しました。その後、市川五郎兵衛真親は徳川家康から領国内の鉱山開発や新田開発の許可を得て、砥沢鉱山での砥石採掘や、信濃国佐久郡内(長野県佐久地方)で新田開発を行い地域の発展に大きく尽力し、南牧関所の関守に抜擢されたと思われます。南牧関所は寛保2年(1742)に豪雨により施設が倒壊し現在地の砥沢宿外れに移しますが、慶応4年(1868)に廃関となります(明治維新により街道制度が廃止となり、関所の役割を終えたと思われます)。関所は市川五郎兵衛の他に足軽1人、中間2人が任にあたり内部には弓2(矢50本)、鉄砲2挺が常備されていたとされ、大坂の陣などの危急の事態の時は戦略的拠点のような役割を果たしていたそうです。現在は目立った遺構は無く、石碑が建立されています。

南牧関所跡・写真

砥沢宿:名所・旧跡
砥沢神社
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南牧関所跡
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蝉の渓谷
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砥沢郵便局
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