雷電神社(伊勢崎市)概要: 雷電神社は群馬県伊勢崎市中町に鎮座している神社です。雷電神社の創建は平安時代初期の大同2年(807)、干ばつが続いていた当地域に真言宗の開祖である弘法大師空海が訪れ雨乞い祈願を念じたところ、急に雨が降りだしたことから霊地とされ社殿が建立されたそうです。
当初は富町字北川原に鎮座し、例祭だった9月15日には盛大な神事が行われ篤く信仰されましたが、その後は当地に集落が開かれた為、参拝するには遠く信仰も薄れた為、文政3年(1820)に現在地に遷座し、毎年2月と9月に例祭を行うようになっています。
境内は新旧の日光例幣使街道が交わる三叉路にあることからも神聖視された場所だと考えられ、社殿背後には数多くの庚申塔や道祖神、石祠が奉納され注連縄が張っています。又、参道右側には浅間山大噴火溶岩で形成された小丘があり頂上に石祠が建立されている事から古くから自然崇拝的な信仰もあったのかも知れません。
雷電神社社殿は木造平屋建て、切妻、桟瓦葺き、平入、桁行2間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造白漆喰仕上げ。祭神:大雷命。
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