中山本宿(吾妻郡高山村)概要: 中山本宿は江戸時代初期の慶長17年(1612)に開かれた三国街道の宿場町です。中山本宿の本陣兼問屋には平形惣兵衛が勤め大名の宿泊や物資の輸送に尽力を勤めました。
寛永13年(1636)に参勤交代が発令されると長岡藩や村松藩、与板藩の大名をはじめ旅人や物資の往来が盛んになり、日本海の海産物や太物商の取引も活発になり本陣の他、家屋82軒、旅籠3軒が軒を連ねました。
本宿設立12年後の元和10年(1624)には西に500m程離れた場所に新田宿が開設され本陣には平形家の分家筋である平形作右衛門家が勤め、旅籠4軒、家屋49軒を数えました。明治維新以降は主要道から外れた為次第に衰退し、本陣が大正12年(1923)に落雷により焼失したことなどから古い町並みも失われています。
三国街道:宿場町・再生リスト
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