金井宿(渋川市)概要: 金井宿(渋川市)は三国街道の宿場町で江戸時代初期の寛永20年(1643)に開設されました。高崎宿(高崎城の城下町)から3宿目で渋川宿と北牧宿の間にある宿場町で6軒の旅籠を含め200軒前後の家屋が軒を連ね本陣や脇本陣(岸家)も設置されました。
特に金井宿は吾妻川と杢ヶ橋関所(田中家の役宅:群馬県指定史跡)を控えていた為、増水や洪水などで足止めになる事も多く、罪人を一時的に止めて置く施設が必要となり本陣跡(旧岸忠左衛門宅)である児童公園には江戸時代中期に造られた石造の地下牢屋(桁行3m、梁間4m、高さ2m、石造)の跡が残されていて昭和48年(1973)に渋川市指定重要文化財に指定されています。
街並みは交通量は多いものの街道沿いに落ち着いた雰囲気の家屋が並び中にはツルベ井戸が残されるなど雰囲気は感じられます。
三国街道:宿場町・再生リスト
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