郷原(安中市)概要: 郷原は中山道の街道沿いに発展した集落で正式な宿場町ではありません。しかし、江戸時代に入り中山道が整備されると多くの人達が往来するようになり必然的に街道沿いには茶屋や商店、家屋などが建ち並ぶようになりました。郷原では寛文5年(1665)の家屋の数が65軒でしたが江戸時代中期には200軒ほどに増えています。
史跡も多く点在し慶安2年(1665)に3代将軍徳川家光より朱印地41石8斗を賜った日枝神社や応永3年(1396)、文化5年(1808)に建立された自性寺の宝篋印塔(応永3年:1396年、総高95cm、多孔質安山岩・嘉吉3年:1443年、総高93cm、多孔質安山岩、2基共に安中市指定重要文化財)、文化5年(1808)に建立された妙義神社の常夜塔(「白雲山」、「文化五年戌辰四月七日」、「当所講中」、「是より妙義道」と刻まれています。安中市指定重要文化財)などがあります。
街道沿いの町並みは建て替えが進んでいますが、道路の幅も狭く落ち着いた雰囲気があり当時の名残を残しています。
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