長厳寺(群馬県甘楽町)概要: 連石山長寿院長厳寺は群馬県甘楽郡甘楽町小幡に境内を構える天台宗の寺院です。長厳寺の創建は不詳ですが古くは連石山を修行の場とする修験道場だったとされ、鎌倉時代後期の文永8年(1271)に行円法師によって天台宗寺院に改宗開山しています。
長厳寺境内背後には日本最大とされる仏様の顔を彫り込んだ摩涯仏(製作年:昭和60年1985年・高さ:約10m)があります。正面にある山門は切妻、桟瓦葺、一間一戸、控え柱がある薬医門、袖壁付、屋根裏には鬼面が掲げられ、今では珍しい木魚も見られます。
長厳寺本堂は木造平屋建て、入母屋、銅板葺、平入、桁行8間、梁間5間、正面1間切妻向拝付、外壁は真壁造白漆喰仕上げ。本堂の左側の奥には天狗岩と呼ばれている巨石。向って左側がクチバシのようにも見えます。周囲には岩肌が多く見られ、修験場だったような雰囲気が感じられます(詳細不詳)。山号:連石山。院号:長寿院。寺号:長厳寺。宗派:天台宗。小幡七福神霊場:毘沙門天。
小幡七福神
・ 天徳寺(甘楽町秋畑3596)-弁財天-水神、財宝を司る
・ 宝積寺(甘楽町轟774)-布袋尊-中国の高僧
・ 長厳寺(甘楽町小幡1926)-毘沙門天-仏法の守護神、財宝福徳の御利益
・ 龍門寺(甘楽町小幡1074)-寿老人-長寿に御利益
・ 宝泉寺(甘楽町小幡352)-恵比寿-商売繁盛、財福、幸福招来に御利益
・ 福厳寺(甘楽町善慶寺421)-福禄寿-業成就、合格祈願、立身出世に御利益
・ 興巌寺(甘楽町国峰1931)-大黒天-国家、領内安寧、福徳に御利益
長厳寺:上空画像
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