甘楽町(歴史)概要: 甘楽町の歴史は古く笹森古墳や天王塚古墳などが点在し地域の中心的な役割をもっていたと思われます。中世は小幡氏が領主となり周辺を支配しましたが室町時代に入ると上杉氏に従属し、後に武田氏に仕えます。小幡氏は長篠の戦い後に武田氏が滅亡すると織田家家臣森長可に仕え、本能寺の変の後は小田原北条氏に従属、天正18年(1590)に小田原の役で北条氏が滅ぶと信州に亡命し没落します。関東は徳川家康が支配することになり甘楽町周辺は奥平信昌が3万石で入封し小幡藩を立藩、元和元年(1615)からは織田信長2男織田信雄が5万石(大和3万石、甘楽町2万石)で藩主となり元和3年(1617)から信雄4男の信良が小幡藩2万石として独立します。
明和4年(1767)に織田氏が高畠藩(山形県高畠町)に移封となると松平忠恒が2万石で入封し明治維新を迎えます。城下北部には上州姫街道(下仁田街道)が通り領内には福島宿が設置され利根川(鏑川)舟運の河岸もあった為、多くの物資が集められ小幡城下へ運ばれました。
現在でも甘楽町中心部は城下町の風情が残る町並みが残り小幡陣屋(楽山園)や武家屋敷、宝積寺、織田家墓碑など史跡が点在する他、日本名水100選に選定されている雄川堰があり落ち着いた雰囲気が感じられます。
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