清見寺(中之条町)概要: 長岡山安養院清見寺は群馬県吾妻郡中之条町大字中之条町に境内を構えている浄土宗の寺院です。清見寺の創建は室町時代の長禄2年(1458)に開かれたの始まりと伝えられ、当時は西見寺と称し西中之条の地にありました。
永禄年間(1558〜1569年)に兵火により堂宇が焼失して一時衰退しますが、当時の領主鹿野和泉守(真田家の家臣)が開基となって崇誉岌山上人を招いて中興開山し現在地に堂宇を再建しています。江戸時代中期の正徳年中(1711〜1715年)に清見寺に改称し、宝暦年間(1751〜1763年)に境内の整備が行われ多くの堂宇が再建、現在に見られるような寺姿になりました。
清見寺の境内には古木、大木が多く、名称「清見寺の境内木」として平成6年(1994)に中之条町指定天然記念物に指定されています。本堂は平屋建て、入母屋、桟瓦葺き、平入、正面1間向拝付き、内陣には本尊となる阿弥陀如来像が安置されています。
新上州三十三観音霊場第26番札所としても信仰を広めています(札所本尊:聖観世音菩薩)。山号:長岡山。院号:安養院。寺号:清見寺。宗派:浄土宗。本尊:阿弥陀如来。
中之条町:神社・仏閣・再生リスト
|