安中市: 松岸寺

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概要・歴史・観光・見所

松岸寺(安中市)概要: 松岸寺は平安時代の天暦6年(952)に開かれたと伝わる古刹で、境内には2基の五輪塔がありその内1基は高さ150cm、正応6年(1293)に建立されたものです。銘が明確で方、円、三角、半月、団の形(それぞれ一字づつ地、水、火、風、空が刻み込まれています。※1基は風、風輪が失われています。)がほぼ完全な五輪塔としては群馬県最古とされ昭和37年(1962)に群馬県指定重要文化財に指定されています。

伝承によると源頼朝の重臣で有力御家人である佐々木盛綱夫妻の墓と伝えられています。盛綱は頼朝の最も信頼する家臣の1人で数多くの戦で功をあげ左兵衛尉に列し、頼朝が死去すると出家し、その後源頼家に所領を没収され上野国磯部に隠居したとされます。

ただし建仁元年(1201)には越後の鳥坂城に籠城した城資盛を討ち取り、元久2年(1205年)にも朝雅を討ち取る為に京都に進軍しており、松岸寺の五輪塔は盛綱の墓というより、磯部に縁があったとして供養塔として建立したという方が現実味があります。

又、境内には赤穂浪士の1人大野九郎兵衛(赤穂藩家老の1人、一般的には赤穂事件後に出奔し、物語上は悪者として描かれています。)の墓(戒名:慈望遊議居士。没年:寛延4年(1751))があり、もし討ち入りが失敗し吉良上野介が領地に帰還した場合に備えていたとされます。宗派:曹洞宗。本尊:釈迦牟尼仏。

松岸寺:上空画像


松岸寺:ストリートビュー

松岸寺:写真

松岸寺
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