大泉町(歴史)概要: 大泉町は古くから開けていた地域で町内全域に多くの古墳が存在し多くの遺物が発掘されています。中でも5世紀に築造されたと推定される古海原前1号古墳は全長約54mの帆立貝形古墳で棺が4つ重なるなど特異な構造で発掘物から九州などとも交流があったと推定されています。中世になると富岡氏が周辺を支配し延徳元年(1489)には小泉城を築き居城としています。戦国時代に入ると富岡氏は越後上杉家に従ったものの、上杉氏と小田原北条氏の和睦が成立すると、北条家の配下となり、その後ろ盾により領土を広げます。天正18年(1590)、富岡氏は小田原の役で北条方の小田原城(神奈川県小田原市)に立て籠もり、少数で守った小泉城も豊臣軍に侵攻を受け落城、大名家からは没落します。
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