富岡市(歴史)概要: 富岡市の歴史は古く安閑天皇元年(531)に勧請された上野国一之宮貫前神社をはじめ白鳳7年(678)に勧請された上野国十二ノ宮宇芸神社、宣化天皇2年(537)に開かれた妙義神社など古社が多く存在しています。特に貫前神社と妙義神社は幕府から庇護され、荘厳な社殿(本殿・拝殿・神門)は国指定重要文化財に指定されています。
江戸時代に入った元和2年(1616)、前田利家の五男利孝が1万石で七日市藩を立藩し、以後前田家が歴代藩主を務め明治維新を迎えています。又、江戸時代には中山道の脇往還として上州姫街道(下仁田街道)が開削され富岡市では富岡宿をはじめ一ノ宮宿、宮崎宿が開かれました。
上州姫街道は参勤交代には利用されませんでしたが物資の往来は盛んで米を中心に生糸や麻、楮、煙草、漆などが取引されて各宿場は活気があったとされます。
明治時代になると当時の政府が進めた近代化政策の一環で、官営模範器械製糸場である富岡製糸場が建設され大きな成果をもたらしています。現在でも富岡製糸場の多くの建物が保存され国宝や国指定重要文化財に指定され観光地として当時の姿を見ることが出来ます(※現在は世界遺産に登録されています)。
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