松井田八幡宮(安中市)概要: 松井田八幡宮は群馬県安中市松井田町新堀に鎮座している神社です。松井田八幡宮の創建年等の詳細は不詳ですが鎌倉時代初期の建久8年(1197)に源頼朝(鎌倉幕府初代将軍)が参拝に訪れたとの記録がある古社です。
以来、周辺の鎮守として信仰され江戸時代には幕府からは庇護、慶安元年(1648)には三代将軍徳川家光により朱印地13石6斗を賜っています。古くは神仏混合の形態であった事から境内には仏教色の強い六角堂が建ち当時の名残が見られます。
松井田八幡宮社殿も特異な配置で拝殿(入母屋、銅板葺、平入、正面千鳥破風、桁行2間、梁間2間)と前面の長床(入母屋、銅板葺、平入、桁行8間、梁間2間、正面1間唐破風向拝付)が一体となっています。
現在の松井田八幡宮本殿は江戸時代初期の寛永年間(1624〜1644年)に建てられたと伝わるもので、三間社流造り、銅板葺き、当時の神社建築の様式を残すものとして貴重な事から昭和33年(1962)に群馬県指定重要文化財に指定されています。祭神は誉田別命、息長足姫命、玉依姫命。
松井田八幡宮:上空画像
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