棚下不動の滝(渋川市)概要: 棚下不動の滝は群馬県渋川市赤城町棚下 に位置しています。案内板によると「 37メートルの断崖を一気に流れ落ちるこの滝が、「日本の滝百選」の一つに選ばれました。初夏は新緑、秋は紅葉に包まれ、さほど深山ではないが、深山幽谷に遊ぶ心持がし、仙境を感じさせるものがあります。これより北側には、雌滝(落差40メートル)があり、「赤城村音頭」の歌詞(雄滝雌滝の仲の良さ)として、村民に親しまれています。・・・(後略)赤城村」とあります。棚下不動の滝は所謂、裏見の滝で、滝の裏側の崖が水流により大きく浸食し、遊歩道を通ると滝の裏側に入る事が出来ます。滝姿も空中に飛び出したように見える特異な景観になっています。
雌滝の方は落差はあるものの水量が少なく、遊歩道が完備されていない為、遠方から眺めるだけになっています。 棚下不動の滝は古くから信仰の対象になっていたようで、川下には不動明王を本尊とする棚下不動堂が建立され、滝によって造られた岩窟内部に設けられた不動堂の奥之院では毎年1月28日の縁日に白装束を来た信者や参加者達にによる滝行を行われています。棚下不動の滝は平成2年(1990)に、環境庁(現・環境省)と林野庁の後援のもと、緑の文明学会、グリーンルネッサンス、緑の地球防衛基金の3団体が企画した「日本の滝百選」に選定されています。
棚下不動の滝:上空画像
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