小林一茶文学碑(高崎市)概要: 小林一茶は文化7年(1810)5月11日に新町宿(高崎市)に着くと烏川が増水の為川留めとなり旅籠高瀬屋に宿泊することになります。一旦床に就いた一茶でしたが午前4時頃、突然起こされ、神流川に灯籠を建てるので専福寺の世話人から浄財を懇願されたそうです。はじめは断ったそうですが何度も頼まれるので12文支払いました。そこで一茶七番日記には「手枕や 小言いふても 来る蛍 迹へ帰らんとすれば神流川の橋なく 前へ進まんと思へば烏川舟なし たゝ篭鳥の空を覗ふばかり也 とぶ蛍 うはの空呼 したりけり 山伏の 気に喰わぬやら 行蛍 」と記しています。現在、旅籠高瀬屋は解体され駐車場になっていますが小林一茶文学碑が建立され当時を偲んでいます。
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