春日社(桐生市)概要: 案内板によると「・・・(前略)社殿は、身舎、庇の軒桁や垂木に見られる反り増しをはじめ、要所に用いられている彫刻の装飾に、室町時代後期の建物の特徴をよく残している。一部に菊と唐草、流れに紅葉などの文様が描かれており、各部には彩色が施されていた痕跡が見られるが、ほとんどは不明である。・・・(中略)建築年代は天正(1573)から慶長(1615)年間と推察され、現存する桐生市内の建造物としては、最古のものであるとともに、当地方における古建築の遺例として貴重である。 桐生市教育委員会 」とあります。春日社は桐生天満宮の末社で桐生天満宮社殿の後方に鎮座しています。社号から奈良県奈良市に鎮座する春日大社の分霊が勧請されたと思われます。社殿は一間社流造り、銅板葺きで小規模ながら桐生市最古の建築の一つとして平成3年(1991)に桐生市指定重要文化財に指定されています。
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