西桐生駅概要: 上毛電気鉄道西桐生駅駅舎は昭和3年(1928)に建設された建物で木造平屋建て寄棟、金属板葺き、建築面積189u、正面はギャンブレル屋根風の腰折屋根で大きく妻面を見せ正面性を強調しています。
外壁は褐色のモルタル仕上げで妻面には丸窓を設え廻りにはシンプルなレリーフが施されています。華美な意匠はありませんが屋根の形とワンポイント的な丸窓によって印象深い建物になっています。設計者不明。施行業者不明。
西桐生駅は時代的に洋風建築から近代建築へ移行期にあり当時の駅舎建築を伝えるものとして大変貴重な存在で平成10年(1998)に関東の駅百選(「鉄道の日」記念行事の一環として関東運輸局管内(茨城県、栃木県、群馬県、千葉県、埼玉県、東京都、神奈川県、山梨県)からユニークで多くの人達に愛されている駅舎100駅が選定された。)に選定され、「国土の歴史的景観に寄与しているもの」との登録基準を満たしている事から平成17年(2005)には国登録有形文化財に登録されています。
西桐生駅:上空画像
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