諏訪神社(前橋市)概要: 諏訪神社は群馬県前橋市柏倉町に鎮座している神社です。諏訪神社の創建は室町時代の明応2年(1493)に諏訪大社(長野県諏訪市・下諏訪町に鎮座、延喜式神名帳では名神大社、信濃国一宮)の分霊を勧請したのが始まりと伝えられています。
境内は元々地元神が鎮座した場所だったとされその神社の御神体と思われる神像が伝わるなど古くから地域の産土神として信仰されてきました。
中世以降は神仏混合し社宝である馬頭観世音懸仏が前橋市指定重要文化財に指定されている他、境内に建立された歌舞伎舞台(寄棟、金属板葺き:元茅葺)は旧村内唯一のものとして昭和54年(1979)に前橋市指定重要文化財に指定されています。
長く別当寺院を担った東昌寺が祭祀を司ってきましたが、明治時代初頭に発令された神仏分離令により神社として独立し、明治10年(1877)に近隣の鎮守22社、明治40年(1907)に近戸神社を合祀したことで、大正5年(1916)に神饌幣帛料供進社に指定され、大正6年(1917)に村社の格式を得ています。
諏訪神社本殿は一間社神明造。拝殿は木造平屋建て、切妻、桟瓦葺き、平入、桁行6間、外壁は真壁造り板張り。舞殿は木造平屋建て、寄棟、鉄板葺き、外壁は3方真壁造り板張り、正面吹き放し。
主祭神:建御名方命。合祀神:大己貴命、倉稲魂命、火産霊命、菅原道真公、誉田別命、大物主命、大日?命、天児屋根命、罔象女命、大雷命、大山祇命。
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