大徳寺(前橋市)概要: 大徳寺は群馬県前橋市小相木町に境内を構えている天台宗の寺院です。大徳寺の創建は江戸時代初期の元和元年(1615)に開山されたと伝えられています。
境内正面の総門は江戸時代中期の正徳2年(1712)に建立された単層の四脚門(本柱を中心に前後に控え柱を設けて計6本の柱で屋根を支える門形式)で屋根は切妻、金属板葺き、一間一戸。
棟梁は後家(現在の後家町)出身の名工田村八兵衛(俗称:後家の八兵衛、腕の良い宮大工として知られ伊香保町水澤寺六角堂や箱田町観音堂、秩父市に鎮座する三峰神社社殿、などを手掛けています。)が手掛けたもので古建築物で尚均整のとれた美しい門として貴重な事から昭和39年(1964)に前橋市指定重要文化財に指定されています。
寺宝の多宝塔は江戸神田出身の鋳物師河合兵部製作、正徳2年(1712)古市村(現在の古市町)出身の黒崎喜平次奉納、総高140pの金銅製、非常に精巧、精緻に作られ内部には仏像6体と経分8巻が納められたもので群馬県内でも大変珍しいものとして昭和48年(1973)に前橋市指定重要文化財に指定されています。大徳寺本堂は木造平屋建て、入母屋、銅板葺き、平入、正面1間向拝付き。宗派:天台宗。
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