伊勢崎市(歴史)概要: 伊勢崎市は古くから開けていた地域で茶臼山古墳をはじめ、5〜6世紀に築造された古墳が市内全域に点在し当時から支配層の豪族が存在し朝廷と係わりをもっていた事がわかります。平安時代に入ると文化的にも進み、十三宝塚遺跡で見られるような寺院跡も見られ上野国分寺瓦や墨書土器、奈良三彩、金銅仏などが発見され当時の郡の中心的な役割を持つ地域だったと思われます。中世に入ると赤堀氏や那波氏といった勢力が伊勢崎市周辺を支配しましたが大きな勢力にはなれず、大大名である武田氏、上杉氏、小田原北条氏、織田信長家臣滝川一益といった諸氏により翻弄されました。
天正18年(1590)に発生した小田原の役で北条氏が没落すると関東は徳川家康が支配し伊勢崎には稲垣長茂が1万石で配され伊勢崎藩を立藩しています。寛永14年(1637)からは酒井氏が2.5万石、一時天領となりますが天和元年(1681)再び酒井氏が2万石で藩主となり明治維新を迎えます。
又、伊勢崎市中心部とは別に市内南部には日光例幣使街道が開削され伊勢崎市では柴宿と境宿が宿場町として設置され繁栄し、周辺では土壌の良さから養蚕に適し絹織物の生産が盛んになり、明治時代になると「伊勢崎銘仙」として名が全国区になっています。
伊勢崎市・歴史・観光・見所の動画の再生リスト
|